FXと米経済後退観測

95割れ目前、難易度S級! FX取引、FX初心者、くりっく365、FX口座開設、FX資料請求ドルの全面安が継続中。先週のドル円は99円を割り込み12年半ぶりの安値を付けた。ドルの信認が問われる中で、FRBの管理下で証券ベアスターンズへの緊急資金支援が米銀JPモルガン・チェースとニューヨーク連銀を通して発表されたことで、対ユーロでも最安値を更新しており、リスク回避の動きが更に加速している。反面、今回の支援策は公的資金投入とも受け取られるが、現段階では米政府当局は財政難に面しており、資金面での選択肢は限られている状況であり、米政府としては間接的にも支援策を講じなければならないほど米経済のリセッション入りが余儀なくされている。 いずれにしても、FX未だに、底知れないサブプライム問題の損失額を把握出来ておらず、米当局が全面的にバックアップするほどの力量がないのが現実なのかも知れない。ましてや、今後も新たな金融破綻が続出する恐れもある最中で、今週は火曜日に注目のFOMC政策金利発表を控えており、0.5%の利下げ幅では付け焼刃的な状況であり、0.75%か1%の利下げが有力視されているが、0.75%ではインパクトはなく、その後の声明文に追加利下げを示唆する文言が必要になるであろう。即効性を求めるならば、株式市場優先の1%の利下げが必要であろうが、現状では株高ドル高の構図を描きにくく、ズルズルとドル売りが加速する可能性が強いと言えるだろう。 但し、市場は本邦の休日(20日春分の日)と復活祭(21日〜)を控えているため、ポジション調整主体の相場展開が繰り広げられるため、薄商いの中で投機筋の思惑が生じやすい相場展開が予想される。乱高下必至の情勢であり、それに備えた緻密な戦略性が求められる。 ドルの反発力は乏しいが、FX米政府当局が危機感をつのらせているため、従来どおりに米ドルの戻り売りに焦点を絞って臨むことがベストな選択であろう。ちなみに、NY市場は債券市場の営業が20日には短縮され、来週月曜日は休場。尚、20日には日銀新総裁就任が予定されている。 金融不安が頻発する中で、株式市場、債券市場、原油市場を中心にした商品市況、そして金利動向を含めて、あらゆる為替変動要因に目配りが必要であり、難易度が凝縮されている市場である。 FX************************************************** ●今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中) 作成年月日 2008年3月16日(日)週末の終値ベース ドル円が100割れの急展開を見せたことで、円が漸く他の通貨に追従した円高局面を迎えている。チャート上では円高が対ドルに限らず、クロス円にまで波及しており、今後もクロス円の急落を伴なうだけに、乖離幅の相関性に偏重が生じている。サブプライム問題の発生によってドル安基調が鮮明になってはいるが、ドラスティックにリスク回避のドル売りが先行しているだけに、各通貨の進捗度合いに偏重が生じている相場展開である。総じて、短期トレードには向かない相場展開になっており、日足より長めの週足チャートを重視した戦略性が求められるだろう。通貨別チャートではスイスフランの強さが抜きん出てはいるが、高値警戒レベルに接近しており、波乱含みは避けられない状況である。その中でオセアニア通貨の裁定取り引きにのみ安全性が確認されている状況である。一時は安定していた欧州3大通貨間の売買にはリスク回避通貨の選別化が始まっているため、もっと不安定な動きを見せている。スイスフランの高値警戒にピーク感が生じており、高値掴みに注意を要する状況である。 FX ドルの底打ち感なし、ドル円100円割れへ! ストレス解消にはバンテージ・ポイントがお勧め! ストレスばかり残る難解な相場が続いており、なかなかすっきりしませんね。昨日は気晴らしと思い、映画「バンテージ・ポイント」を鑑賞してきました。内容的には単純ですが、大統領暗殺の真相を探るため、8つの異なる視点から見たサスペンスアクションですが、90分間、目まぐるしい展開の連続であり、鑑賞後には疲労感と満足感で一杯の作品でしたね。その点では今の為替相場に通じたものがありますね。映画は無事に完結しますが、為替は節目節目で完結させるシナリオがないと塩漬けになってしまいますので、くれぐれもご注意してください。 ▼早くもFRBの流動性供給資金の懐疑的な見方が広がり、NY株式市場は反落しており、ドルの全面安が再燃している。前日の主要各国の資金供給による協調体制にもかかわらず、債券市場では利回りが再度低下しており、リスク回避が主要テーマであることには変わりがない。想定以上にドル買いの賞味期限が早期に終了している状況であるが、昨日はヘッジファンドの破綻なども報じられ、更に原油価格の上昇には歯止めがかからず、ドル離れの環境は整っている段階である。当面はドルロングを控えざるを得ない状況下にあると言えるだろう。一方、ユーロドルは依然として高値警戒レベルで推移しており、ユーロ圏内部では過大評価されたユーロドルとインフレ対策に懸念を示しているが、米経済の後退観測が現実化しており、現状の通貨高に関しては、自然体でドルの下げ止まりを待つしかないのが現状なのかもしれない。いずれにしても、この一ヶ月の間でユーロドルが大きな節目と言われた1.50と1.55を難なくクリアーしている状況を踏まえると、ドルの下げ止まり感が見えてこないのが実状であろう。同時にドル円は108円台から101円台へとユーロドルと足並み揃えており、約7%前後のユーロドル高と円高局面を生み出している以上、ドル安円安の構図が完全に崩れている状況であり、当然ながら、100円割れが完全に視野に入っている状態と言えるだろう。ある意味ではドル円100円がもはや重要な節目ではなくなっていると解釈した方が健全なポジション取りが可能になるだろう。心理的にも101円割れが生じれば加速的に円高に繋がる可能性を秘めている市場であろう。 ▼但し、FRBが更に緊急的な対策案(介入?)を繰り出すことを想定しなければならず、ドル売り一辺倒とは行かず、中期的なポジションを取りづらい局面に差しかかっていることも事実である。今現在では機関投資家及び投信などの円キャリ−トレ−ドの円安懸念は皆無であろうが、ドル円が100円割れの状況になると、再度、様変わりする嫌いは否定できないため、短期トレード主体で戦略性を高めるしか良策はないだろう。さもなければ、難しい相場には参加せずに、100円割れなどの節目節目のトレードに集中することも選択肢の一つである。 戦略的にはドルの戻り売りの状況には変化がないが、通常より値動きが激しい状態が続いている為、余裕を持ったドル売りに専念する事が賢明であろう。ドル円は買いを自重して、102円前後の売り、そして、ユーロドルは1.55割れの段階からロングを摸索することを勧める。 ドル円100円割れの視界良好だが、未だプロセス不足? [乖離幅] 今週の見通し 米経済のリセッションが確実視されているように、先週末の米雇用統計の悪化が如実に表わしている。今後の焦点は3月18日にFOMC政策金利を控えているため、米金利動向に再び関心が向けられるが、金利先物市場では利下げ幅は少なくとも05%を織り込んでいるが、米政府当局としては、サブプライム問題が泥沼化にならないためには追加利下げを最大1%までを覚悟しなければならない事態とも言えるだろう。今週の為替相場は相変わらずリスク回避が主役であり、ドル安傾向は否めないが、ドル円100円、そしてユーロドルが1.55を窺う段階に急接近中であるため、米経済指標の悪化には強く反応する相場展開が考えられる。戦略的にはドルショートとポジション縮小を基準としたトレードに専念する事が望まれる。 一方、米国の金融機関の破綻が表面化したことで、米当局は矢継ぎ早にモノラインの救済策やFRBによる積極的な金融緩和策等を実施しようとしているが、米経済の景気減速は避けられない情勢であり、市場はドル離れとリスク回避をテーマにした相場展開を余儀無くされているのが現状である。 今週の米経済指標では2月の米小売上高や消費社物価指数に関心が寄せられるが、一連の米経済指標と同様に悪化が見込まれているため指標自体では為替相場は反応は鈍いが、株式市場への影響を考えると株安円高の傾向は否めないだろう。 要人発言に関しては、トリシェECB総裁とバーナンキFRB議長の発言に集約されるが、米経済の後退観測と共に悲観論がどうしても付きまとう見解が予想されるため、ドル安、ユーロドル高の構図が容易には変わりそうもない。但し、ユーロが史上最高値を超え、相場が高値掴みにはかなり敏感になっているため、ユーロ圏の指標ドイツZEW景況感などにも注意して臨みたい。いずれにしても、為替相場主導の相場展開ではなく、信用収縮不安の中で、金利動向から、株式市場、原油価格市場の動向まで読みきれないと、為替相場を語れないほど難易度が増していることを認識して臨むことが肝要であろう。 ●今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中) 作成年月日 2008年3月09日(日)週末の終値ベース 米経済はサブプライム問題が足かせとなり、あらゆる面で、米ドルの浮上材料が欠落している相場展開である。 米経済のリセッションが現実化している以上は、もう一段のドルの下落が余儀無くされる相場展開をみせている。 反面、チャート上では米ドルの反発時期を探る展開ではあるが、米国の実体経済を反映した米ドル離れが背景にあるため、ドルが戻り切れていない状況が続いている。 また、週足のドルチャートではドルの下げ余地を残している段階でもあり、当面の目安としては、ドル円100円、そしてユーロドル1.5500をドルの反発起点として考慮することが可能であろう。 いずれにしても、先週末の米雇用統計の悪化が引きずっており、今週も米ドルショート優先の相場展開が予想されるため、積極的なポジションは取りづらい相場展開であり、少な目のトレードを重視することが賢明であろう。 各通貨別の傾向としては、先週とほぼ変わらない状況であるが、ユーロドルとスイスフランの高値掴みには要注意であり、オセアニア通貨の裁定取引の乖離幅が14円以上に拡大した際には、AUD売り/NZD買いの好機が巡ってくる。